DC Data Communication紙(電波新聞社刊)の2004年2月23日(月曜日)第816号の第一面のトップに興味深い記事が載っている。「「情報のライフサイクル管理」に注目」の記事だ。

これは「情報の重要度や使用頻度に応じてデータを格納するストレージを使い分ける」、という考え方なんだそうだ。この場合、前提となっているのは、もちろん電子媒体の情報である。

記事によると、企業に日々蓄積されるデータ量は右肩上がりに増えているのに伴い、データを蓄積するストレージ(外部記憶装置)の容量も伸びてきているが、情報の重要度に関係なく、データの蓄積を行っている企業が多い。そこで、「情報のライフサイクル管理」によって情報の重要度や使用頻度に応じて、格納するストレージを使い分けてデータ管理とストレージ管理を両立させる考え方が注目されている、というものだ。

これまでは、使用頻度の高いデータはディスクに収め、使用頻度が低く長期保存が必要なデータはテープに収めることにしている。そうではなくて、「情報が作られてから破棄されるまでの間に、その情報に求められる閲覧頻度や重要性などに応じて、データを格納するストレージを変えていく」方法が提案されている。これが情報ライフサイクル管理、なのだそうだ。これはある情報が、できたばかりで閲覧頻度が高い時には高速のストレージに収め、時間が経つにつれて、低速のストレージに収めていく、と言える。

なるほど、閲覧頻度から割り出したライフサイクル、というわけだ。最後、全部廃棄なのか永久保存なのかはわからないが、必要な電子情報の管理方法にはこういうやり方もあったのか、と改めて感心した。

でも、記録管理の方面で言うライフサイクルとは、ずいぶん違うなぁ、というのが正直なところだ。「アーカイブ」という言葉もそうだが、記録管理とコンピュータには似たような部分があるということも言えそうだ。その分、話がややこしくなったりもするのだが。