日程:
シンポジウム
 2007年8月26日(日) 10:00~16:30
 レセプション 17:00~19:30 ホテルグランヴィア京都 5階 古今の間
 (一般 7000円  学生・院生 5000円 代金は当日もらい受けます。要事前申し込み)

資料館見学・資料閲覧
 2007年8月25日(土) 要事前申し込み

場所:
シンポジウム
 キャンパスプラザ京都
 5階 第1講義室

 〒600-8216 京都市下京区西洞院通塩小路下ル
 (JR京都駅ビル駐車場西側・京都中央郵便局西側)
 TEL(075)353-9111・FAX(075)353-9121

資料館見学
 京都府立総合資料館

 交通機関
 JR京都駅から⇒地下鉄烏丸線北山駅下車
 四条烏丸から⇒地下鉄烏丸線北山駅下車

プログラム:
午前
 10:00~10:20 京都府行政文書の紹介など
 10:20~10:30 挨拶
 10:30~11:20 基調講演(高山正也氏:国立公文書館理事)
 11:20~11:40 近代行政文書研究の諸課題(小林啓治)
 11:40~12:00 近代史研究と行政文書(飯塚一幸)

午後
 13:30~13:50 文化財としての京都府行政文書(石川登志雄)
 14:50~14:10 近代行政文書のための保存科学(稲葉政満)
 14:10~14:35 近代行政文書の保存と修復(金山正子)
 14:30~14:45 休憩
 14:45~16:30 ディスカッション

報告概要:
・基調講演(高山正也氏:独立行政法人国立公文書館理事)
・近代行政文書研究の諸課題(小林啓治:京都府立大学准教授)
   総論として、科研費研究の目的と活動をまとめ、この研究で得られた成果を総括する。
   その上で、このシンポジウムでの論点を提示する。
・近代史研究と行政文書(飯塚一幸:大阪大学大学院准教授)
   近代地域史研究の視点から、京都府行政文書の資料群としての特徴を、他県に残されて
   いる近代行政文書との比較から検討する。
・文化財としての京都府行政文書(石川登志雄:京都造形芸術大学准教授)
   日々閲覧される重要文化財、という特殊な状況にある「京都府行政文書」を文化財保護
   法の概念をふまえつつ保存・活用するには、どのようなシステムの構築が必要かを論じ
   る。
・近代行政文書のための保存科学(稲葉政満:東京芸術大学大学院教授)
   近代紙資料の保存可能期間の予測を前提に、大量資料の保存戦略と文化財保護法による
   保存法とのギャップを取り上げて問題提起を行う。
・近代行政文書の保存と修復(金山正子:元興寺文化財研究所 記録資料調査修復室長)
   京都府行政文書にみられる劣化症状を分析し、それをもとに近代行政文書にふさわしい
   修復方法について述べる。
※ 京都府立総合資料館・山口県文書館担当者からの発言
   重要文化財指定の行政文書を所蔵し、日々運用している立場から、各館の担当者がディ
   スカッションの最初に発言の予定。

ポスター報告
・入山洋子 京都府行政文書 保存・劣化状態概要調査の報告
・海野彰子 京都府行政文書に使用された紙の劣化調査―pH測定による現状把握―
・小森崇弘 行政文書における用紙の変遷
・白川哲夫 京都府行政文書にみる霊山護国神社(招魂社)のあゆみ
・長澤一恵 舞鶴港第2期修築事業―昭和初期の大陸・朝鮮半島-舞鶴-畿内を結ぶ
  地域復興のとりくみ―
・田中希生 国体と国民精神文化講習所
・櫻澤 誠 京都府行政文書にみる戦後「自治会」の再構成について―「町内会部落
  会指導者講習会」を中心に―
・後藤 真 デジタル・アーカイブ化によって見えた近代のアーカイブズ像―近代史
  料を含めた新たな史料学の射程―

問い合わせ:
資料館見学・レセプション参加をご希望の際は、お名前・所属・連絡先をご明記の上、
 こちらにお申し込みください。

※専用メールアドレス
 kyoto.archives@gmail.com(@マークが全角になっています。)

※京都府立総合資料館
 〒606-0823
 京都市左京区下鴨半木町1-4
  ・歴史資料課 電話:075-723-4836 FAX:075-791-9466
  ・ウェブサイト 京都府立総合資料館 Kyoto Prefectural Library and Archives